ライフ イズ ストレンジ – スクウェア・エニックス
もし人生をやり直せたら。
アメリカやヨーロッパを中心に、数々のゲームアワードを受賞した人気ゲームソフト『ライフ イズ ストレンジ』。本作は、アメリカのオレゴン州にある田舎町を舞台に、女子高生・マックスの青春を描いたアドベンチャーゲームです。
ある日突然、”時間を戻す能力”を手に入れたマックス。この特殊能力は好きなタイミングで発動できるため、何度も人間関係をやり直せるのはもちろん、物理的な危機を回避することも可能です。しかし、一見するとよい結果でも、後々悪影響を及ぼすケースもあるので、注意しなければなりません。
また、このゲームには”ゲームオーバー”がないのもポイント。悪い結果に進んだとしても、そのままストーリーは進行します。どのような結末を迎えるかはプレイヤー次第。誰もが一度は思う「もしも時間を戻せたら」を追体験できるおすすめのPS4ゲームソフトです。
あらすじ
主人公は女子高校生のマックス。マックスは写真アートオタクでアーティスト系カメラマンになりたくて勉強中。だけど引っ込み思案な性格と、地味な見た目でいじめられキャラ。 そんな彼女が通う高校は地元なのですが、実は親の仕事で5年ぶりに戻ってきたのです。そこで親友だったクロエと再会し、そこでクロエの親友であった女子生徒レイチェル・アンバーの失踪事件を調べ始めます。
しかし、このゲームの最重要ポイントは、マックスがある日突然「時間を巻き戻せる能力」を得る事。時間を巻き戻せると言ってもほんのちょっとだけ。そこがこのゲームのポイントになってきます。
ゲーム内容
はっきり言うと「このゲームが素晴らしいぞ」と伝えたいので、できる限りネタバレは書かないつもりです。アドベンチャーゲームはネタバレしたら買ってプレイする意味がありませんからね。
ゲームは主人公のマックの高校生活を体験していく事で流れていきます。
コントローラーで視界を動かして視点に入ってきたものにカーソルを合わせて、見たり話したり調べたりといった感じで進んでいきます。Beyond Two Soulや、ヘビーレインなんかと似たシステムです。このゲームを語る上でよく引き合いに出されるのはシュタインズゲートですが、内容(ゲームシステムではなくストーリーとして)としてはオマージュを受けている感じはあります。後にタイムリープという言葉もでてきますし。
あらすじでも書きましたが、主人公のマックスは突如時間を巻き戻せる能力を得てしまう。授業中も先生に当てられて答えられず同級生に馬鹿にされ為、時間を巻き戻して正解を答える事もできちゃいます。この時間巻き戻しはゲーム自体がバットエンドにならない限り、巻き戻して選択肢を変えてもいいし変えなくても良いのです。選択肢に正解はありません。ただ自分の行動を変えた事によって、他人との関係、またその事が影響して別の事が変わっていくようになっています。つまりバタフライエフェクトが起きるのです。(日本語で言うと風が吹けば桶屋が儲かるってヤツですね)
選択肢により友人関係が良くなればその後のストリー展開で穏便に済ませられたり、逆にそのことで別の人との関係が悪くなったりします。そういう人生のなかで迫られるちょっとした分岐点を選んでいくのがこのゲーム。先ほども書いたとおり、バッドエンドになら無い限りは、好きな選択肢を選び直す事ができるし、逆にある選択肢を選んだ事で得た情報を、また巻き戻す事で選択肢に追加し、寄り詳しい情報を得る事も可能です。それをやるかやらないかは自由。なにをやっても物語は進みますので、プレイ自体は非常に気楽に進みます。(要は詰む事がほぼない)
ストーリーとしては、親友”だった”「クロエ」と再会し、ふたたび親友として行動するようになる。そのクロエは以前親友だった「レイチェル」を探している。レイチェルは突然失踪してしまったのです。
とは言っても、マックスは女子高生であるため、学生生活もあります。学生寮にも住んでいるので、(アメリカの)友達関係でありがちな悩みは一通り出てきます。友人関係・いじめ・ドラッグ・恋愛のもつれ・自分らしくありたい・他人は凄い・もっとこうありたい・・・とか、10代の学生にありがちな多感な感情が渦巻いていて、マックス自身の葛藤・悩みの心情が切々と語られます。そういう細かい描写が凄く上手で、「女子高生の感情なんてわかんねーんじゃね?」と思っていたおっさんの心はみるみる女子高生マックスに上書きされ、気がつけばがっつり感情移入しています。
ライフ イズ ストレンジ
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