TROPICO 6 – スクウェア・エニックス
独裁者はつらいよ。
カリブ海の独裁者となって、自由(意味深)に国家を作れる箱庭型シミュレーションゲーム。本作は「トロピコ」シリーズの最新作で、既にSteamでは高い評価を得ている『トロピコ6』をPS4向けに移植したタイトルとなっています。
前作はひとつの島を開拓していたのに対して、本作は複数の島を一度に開拓できるのが特徴。島と島を橋でつなげることで人の流れや物流を生み出せるなど、これまで以上にインフラづくりが重要になっています。
基盤となる建築物は140種類以上。某国からエッフェル塔や自由の女神などの建築物を奪えるなど、今作もやりたい放題できます。国民の意見を聞いたり、聞かなかったりしながら、自分だけの国家を育てていきましょう。普通の国づくりや街づくりには飽きた、という方におすすめです。
海外で2001年に発売された「トロピコ」から続く,長い歴史を誇るシリーズの最新作は,カリブ海に浮かぶ小国の独裁者「エル・プレジデンテ」となったプレイヤーが,植民地からの脱却や冷戦時代の駆け引きを経て,現代の情報化社会までの200年ほどの生き抜いていくという箱庭ゲームだ。
ゲームエンジンを一新し,さらにリアルなグラフィックスを実現しているほか,シリーズ従来作のような1つの島ではなく,いくつもの島が連なる群島国家にすることで,プレイの幅が大きく広がっている。
序盤では農業に頼るしかない国家経済も,やがて,火山島で採取できる鉱物を使った製品を輸出したり,ビーチがある島の観光産業を育成したりといった活動ができるようになる。島民の1人1人に家族や職業などの設定が用意されているので,彼らのニーズや不満を聞いて,それに対応していくといった,独裁者らしからぬ気配りも重要だ。
「Tropico 6」では国内政治や外交もリファインされており,市民の評判を上げて政敵を追い落としたり,選挙に細工したりといった政治手腕も発揮しなければならないようだ。政治制度や技術を研究し,スパイを送り込んで国内外の秘密を入手し,スフィンクスや自由の女神,彦根城などの世界遺産を盗み出そう。
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